騙し屋(フレデリック・フォーサイス作)

最後のスパイ小説四部作第一弾(「売国奴の持参金」「戦争の犠牲者」「カリブの失楽園」と続きます)
イギリス秘密情報機関SISのベテラン、サム・マクレディの過去の業績を振り返る形式。主人公がとても味わいある人物です。
トム・クランシーの作品に比べると枝葉が少なくすっきりとした内容で、スリリングな展開とともにスパイの非情な世界もよく描かれていました。